私はウエディングプランナーとして、多くのご新郎ご新婦様のご結婚式のお手伝いをしてきました。
ウエディングプランナーを目指していて、「幸せそうでやりがいがありそうだけど、なんか忙しそうでウエディングプランナーは激務なイメージ」がある、と言われる方も多いと思います。
本日はウエディングプランナーの仕事についてご紹介致します。
ウエディングプランナーは激務?
一言でいえば、激務だと思います(笑)
もちろん、どの仕事をしていても楽な仕事なんてないと思いますが、「体力的に」、「精神的に」、気合いを入れて臨まなくてはいけない仕事だと思っております。
体力的に激務
なにがそこまで激務かと言うと、「体力的に」は、仕事の拘束時間が長いことになります。結婚式のお打ち合わせは、ご新郎ご新婦様のご都合によって、スケジュールが組まれます。
大きく分けると、平日はお打ち合わせがメイン、土日は結婚式の施行がメインとなります。
平日にお仕事をされているご新郎ご新婦様が多いため、平日のお打ち合わせは、お客様のお仕事が終わった後にスタートすることも多く、どうしても帰る時間が遅くなってしまいます。
また、ウエディングプランナーは1組だけのお客様を担当するわけでもなく、1か月に数組のお客様を同時に担当しております。
結婚式当日まで約7回から10回程度お打ち合わせをされる方もおり、そしてお客様の進捗状況によってお打ち合わせ内容も異なってきます。
そしてお打ち合わせが終わって、仕事が終わりというわけもなく、お打ち合わせ内容をまとめたり、手配をかけたり、御見積書を作成したりと、事務処理の時間も必要となるため、拘束時間が長くなりがちとなります。
もちろん土日の結婚式は、結婚式の準備や後片付けももちろん必要で、朝早い結婚式にはその3時間から4時間前にはウエディングプランナーはスタンバイをして、仕事が始まります。
そうった部分で、一日の拘束時間が長くなってくると思います。
精神的に激務
では、「精神的に」は、結婚式は一生に一回の大切なものだからこそ、失敗は許されないということです。
「失敗をしない」ということが0ベースで、プラスαがどこまで出来るか、ということがウエディングプランナーの仕事です。
やはり一生に一回ということもあり、なにか手配ミスや、ご新郎ご新婦様と意思疎通が出来ていない場合は、クレームをいただくこともあります。
そして、結婚式はご新郎ご新婦様だけで出来るものではなく、そこには親御様やご親族様、その他のご列席される多くの方からもご意見をいただくこともあります。
どうしても、結婚式は金額が高く、「お客様は神様」だと思っている方も多少はおり、無理難題を言われる方も正直いらっしゃいます。
その分、失敗は許されないわけですから、「精神的に」大変な部分があることが多いと思います。
ウエディングプランナーに向いている人はどんな人?
これだけ、ウエディングプランナーは激務で大変なんだよ!と言われると、ウエディングプランナーになりたくもなくなるかもしれませんが、ウエディングプランナーの仕事は、私はとても好きでした。
もちろんほぼ、大変な日々を送っておりましたが、ウエディングプランナー以外でこんなにも「やりがい」を感じることが出来る仕事は、ないと思っております。
ウエディングプランナーに向いている人は、いろんな答えがあると思いますが、「人のために一生懸命になれる人」「仕事を最後までやり遂げる人」「体力がある人」この3つに当てはまる方が、ウエディングプランナーに向いていると思います。
「人のために一生懸命になれる人」は、ご新郎ご新婦様はもちろん、全ゲストの皆様の目線に立って、ご希望をくみ取り、かたちにしていけることです。
ヒアリングをしっかり行い、そのお客様にとって何が一番いい方法なのかを考え、一生懸命にお客様と向き合うことが出来る力が必要です。
「仕事を最後までやり遂げる人」は、最後まで確認を正確に行い、そのお客様に対して出来ることを全てやり通すことです。
どうしても何組もお客様を担当していると、時間がなく、お客様としっかり向き合うことが出来ずに、なんとなくお打ち合わせが終わり、なんとなく結婚式を迎え、無事にお開きになることは出来ます。
でもそれではダメなんです。「ここまででいいや」という気持ちで臨むのではなく、お客様のしっかりと向き合い、最後まできちっとやり遂げる力が必要です。
そして「体力がある人」は、激務で朝が早く、夜が遅い仕事のため、体調管理がしっかり出来る方のことです。
ウエディングプランナーは基本的に担当制で、そのお客様にとっては代わりがいません。
お打ち合わせも結婚式当日も熱を出している場合ではないのです。そういった意味で体調管理が出来る力が必要です。
ウエディングプランナーの休みの日って?
ウエディングプランナーの休みの日は基本的に平日となります。会場によっては、定休日を設けているところも増えてきていますが、週休2日を平日に取ることが出来ます。
もちろん、どうしてもお客様とスケジュールが合わないときや仕事が終わらないときは、休日出勤をすることもありますが、休みの時にしっかり体力回復をする必要があるため、自分自身のスケジュールをしっかり組めることもウエディングプランナーの力です。
ウエディングプランナーは激務?【まとめ】
ウエディングプランナーの仕事はとても激務で、朝から夜まで拘束時間が長く、「体力的に」、「精神的に」ツライこともあるでしょう。
そして、ウエディングプランナーに向いている人は「人のために一生懸命になれる人」「仕事を最後までやり遂げる人」「体力がある人」。それでも、ツライばかりじゃないんです!
ウエディングプランナーの仕事って、結婚式当日に「ありがとう」と直接言っていただくことが出来、「あなたに会えて良かった」「あなたが担当でよかった」「ここで挙げてよかった」って、涙ながらに言われたりするんです。
一生懸命心込めて書いた手紙をもらうこともあるんです。
だから、どれだけ大変でも辛くても、やりがいを感じて、また次のお客様を幸せにしてあげたい!って思える最高の仕事なんです!ウエディングプランナーになるか迷っている方は、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。