いざ婚姻届を手元に用意して記入を始めると、いよいよだという気持ちが沸いてきますよね。
つい正座になって、背筋を伸ばして、深呼吸して。氏名を書いて、住所を書いて、本籍と筆頭者の氏名。筆頭者という単語、聞きなれなくて戸惑う方も多いと思います。
本籍は自分の戸籍を置いているところです。
一人暮らしをしていたり引っ越しをしていたりすると、住所と違う場所になっている場合があります。
筆頭者の欄には、戸籍の最初に記載されている人の氏名を書きます。
現在の本籍と筆頭者の氏名は、戸籍謄本を用意して確認しながら記入した方が確実でしょう。婚姻届を提出するときには、新しい本籍や筆頭者などを決める必要があります。
今後変更できるものとできないものがありますので、しっかり確認しておきましょう。
婚姻届けの筆頭者とは?
筆頭者は、戸籍謄本の最初に書かれている人のことを指します。
筆頭者が亡くなっていても、戸籍の筆頭者は変わりません。未婚の方は父または母が筆頭者になっていることが多いです。
初婚同士の方が結婚する場合は、ふたりで新しい戸籍をつくることになります。
このとき、どちらの氏(名字)を名乗るか決めなければなりません。夫の氏にする場合は夫が筆頭者・妻が配偶者になります。
妻の氏にする場合は妻が筆頭者・夫が配偶者になります。
筆頭者は後から変更することができないので、よく相談しておきましょう。夫となる方が婿に入り、妻の氏を名乗ることにした友人がいます。
その友人の場合、筆頭者は妻になっているそうです。
すでに筆頭者になっている場合もある?
再婚の場合や分籍をして別に戸籍をつくっている場合、戸籍の筆頭者になっている可能性があります。
ふたりのうちどちらかがすでに戸籍の筆頭者になっている場合、もうひとりがその戸籍に入ることができます。
その場合、筆頭者は変わりません。転籍をして新たにふたりで戸籍をつくることもできます。
本籍をどこにする?
ふたりの新しい本籍は、番地が存在するところであれば日本全国好きな場所を選ぶことができます。
ふたりで住む場所に本籍を置く方が多いようですが、思い出の場所や観光地・テーマパークにすることもできます。
しかし戸籍謄本や戸籍抄本は、本籍がある役所でしか取得することができません。
窓口に本人が直接行くか、代理人が窓口へ行くか、郵送で取り寄せるか、3つの方法があります。本籍を遠方にしてしまうとそれだけ手間がかかってしまうので、こちらもふたりでよく相談しておきましょう。
友人2人に聞いてみたところ、婚姻届を提出するときに住んでいたアパートの場所を本籍にして提出し、持ち家を得て引っ越したときに本籍も移したと言っていました。
ちなみにその内の1人は某ネズミのテーマパークが大好きでそこに本籍を置くことも考えたようなのですが、遠方だと不便だと思い却下したそうです。
テーマパークに本籍を置くことも夢がありますよね。
忘れがちな本籍変更の手続きとは?
本籍が変わる場合、運転免許証やパスポートの本籍変更の手続きが必要になります。
名字が変わる方は氏名変更と一緒に手続きをすると思いますが、名字や住所が変わらない場合はつい忘れてしまうようです。
特にパスポートは新婚旅行で使用する方も多いと思うので、余裕を持って手続きをするようにしましょう。
婚姻届の筆頭者って何?【まとめ】
いかがでしたか。
今回は婚姻届けの筆頭者について解説しました。
本籍に関することは普段あまり触れる機会がなく、手続きも複雑です。
しかし、戸籍謄本を見たりふたりで戸籍をつくる話し合いをしたりすると、結婚の実感も沸きますし気持ちが引き締まりますよね。
いざ婚姻届を提出する直前になって慌てることがないよう、しっかり確認と準備をしておきましょう。
スムーズに手続きができるよう願っています。