両親の服装については、Webや雑誌に載っているので、情報もたくさんあると思いますが、祖父母となると、フォーマルの程度がわからなく感じる人も多いと思います。
さらに高齢で介助も必要となると、どんな服装がベストなのか?準備品はなにがいるのか?いろいろわからないことが多いと思います。
一般的に祖父母の服装は、新郎新婦の両親よりもやや控えめ、両親が正礼装だったら、祖父母は正礼装又は準礼装になります。
その中でも、最も重要なことは、何といってもご本人が着ていて、着心地がいいと思えるかどうかです。
今回は、祖父母におすすめの結婚式の服装についてまとめました。
80代女性の結婚式の衣装は黒振袖がいいの?
私がまだ学生だった頃、いとこの結婚式に参列した際に、おばあちゃんが黒振袖を着ていました。
腰が弱いおばあちゃん。
頑張って着物を着ていて、式場ではずっとニコニコしていましたが、本当は我慢していたのかなと思います。
80代以上など高齢の方の結婚式の服装は、洋装がおススメです。
お手洗いがスムーズにできることや、長時間リラックスして過ごすことが出来ること、この2つの理由から、洋装の方が理想的だと言われています。
お手洗いは、服装についての最大のポイントになります。
80代位の高齢女性の結婚式参列は、パンティストッキングよりも、ひざ下ストッキング
ここでもお手洗いについてが重要ポイントとして引っかかってきます。
靴下や、ひざ下ストッキングだったら、お手洗いの際は下着だけの上げ下げで済みますが、パンティストッキングは弾性があるので力がいるし、スムーズに履くにはコツがあるため、結構大変です。
片方ずつ履く時、バランスを崩して転んだり、伸ばし方が甘くて、ウエストの部分まできちんと上がらなかったり、股下の辺りが窮屈で気持ち悪かったりします。
パンティストッキングだと、履くときに手間がかかってしまうということもあるので、あまりおすすめは出来ません。
下げるのは簡単ですが、引き上げるのはすごく面倒なんですよね…
20代女性でも、パンティストッキングは、上げるのが大変だからあまり好きじゃないという人が多いです。
20代の人でも苦戦するのですから、80代の方にとってもあまりおすすめは出来ません。
アクセサリーはどうする?
アクセサリーはなくても大丈夫ですが、あると華やかな印象を作ることが出来ておすすめです。
家族にとって、ハレの日ですから、いつもより少しお洒落に、華やかにするのもいいかもしれませんね。
首回り、胸元が華やかなだけで、お顔の印象もパッと明るくなります!
アクセサリーが苦手な人には、コサージュを付けるのもおススメです。
シルバーやグレー、紺、紫など無難な色のコサージュが人気があります。
ピンクやパステルカラーもおススメですよ。
年齢的に…と遠慮しがちですが、十分に合っているのにもったいない…と思うのは私だけでしょうか…
コサージュの大きさは12~15cm位のものを選び、大きすぎないようにしましょう。
控えめな方が、上品な印象を与えます。
食事の妨げにもならない、ちょうどいい大きさだと言われています。
80代位女性の結婚式の服装【まとめ】
結婚式の服装には、マナーがいろいろありますが、高齢の方や身体の不自由な方など、介助を必要とされる場合は、フォーマルな場であっても、正装する事が難しい場合があります。
正装することは良いことですが、正装することが難しい場合には、無理をすることはありません。
普段よりもちょっとおしゃれに気を使ってみる位の気持ちでいいのかなと思います。
我慢して正装にして、体調を崩したり、怪我をしてしまわないように、着心地が良く、身体に負担のない物を選ぶようにするのがおススメです。